サニブラウン・ハキーム(18=東京陸協)が、世界選手権男子200メートルの史上最年少ファイナリストとなった。準決勝で20秒43の2着となり、日本人では03年大会で銅メダルを獲得した末続慎吾以来14年ぶりの決勝進出を果たした。

 サニブラウンは英語はペラペラで、この日も海外メディアから取材に落ち着いて対応していた。だが、拠点を置くオランダでは、オランダ語に苦労しているという。「まったくしゃべれないですし、文字を見ても分からないんですよ」と、苦笑いする。

 そのオランダでは練習場から約10分のところに1人暮らし。基本的には練習場近くの食堂で朝食を取れるようになっている。だが、「朝、起きられないこともあるじゃないですか」。時間がない場合は自炊するしかない。そんな時には「セブン-イレブンとかファミリーマート、ローソンとかあったらな」と、日本のコンビニが恋しくなる時もあるという。

 だが、暗さはみじんもない。海外生活を大いに満喫しているようだ。【上田悠太】