女子3000メートル障害は米国とケニアの各2選手による優勝争いに絞り込まれた。

 勝負の分かれ目は最後の水濠(ごう)。軽快に越えた米国の26歳のコバーンが前に出て、引き離した。大会新記録での初優勝に「言葉が見つからない。想像を絶する喜び」と大興奮だった。

 5位だった前回大会や3位に入ったリオデジャネイロ五輪では仕掛けが早すぎて勝機を逸したという。「自分自身を信じて辛抱した」と教訓を生かし、米国のワンツーフィニッシュへとつなげた。