陸上男子100メートル日本記録9秒98を持つ桐生祥秀(22=日本生命)は10秒15(追い風2・0メートル)の2着だった。

 絶好の条件下で、シーズンベストを0秒02更新したが、自己記録からは遅れた。中盤まで昨年のアジア選手権覇者ハッサン・タフティアン(イラン)と競っていたが、終盤で差を広げられた。

 この約1時間半前に行われたスウェーデン勢6人と争ったレースは、向かい風0・3メートルの条件下10秒25の1着だった。

 まだスピードは例年の水準に戻っていないようで、今月下旬の日本選手権(山口)までに調子を上げていきたい。