【パリ20日=今村健人】柔道男子100キロ超級の上川大樹(21=明大)が、康生直伝の内股で絶対王者を倒す。23日開幕の柔道世界選手権に臨む男子日本代表は20日、本番会場のベルシー体育館で調整。上川は井上康生コーチから内股の指導を受けて「自分は瞬発系の内股なので、投げ込みでも速さを意識しろと言われた」と明かした。

 「内股は上川の得意技。体で覚えさせた方がいいポイントがあった」と井上コーチ。笑いながら同コーチからビンタを食らう場面もあり「闘魂注入されました」。前年の無差別級で100キロ超級3連覇中のフランスのリネールを破って優勝。その名はパリでも精通し、練習前にはただ1人写真も求められた。今大会はその宿敵の地元。「ヒール(悪役)でもいい。勝てばいい」。5大会ぶりの100超級日本人王者へ、絶対王者を返り討ちにする。