東地区首位の千葉ジェッツは西宮ストークスに今季7度目の100点ゲームで勝利した。今季限りでの引退を表明している、元日本代表で千葉の「イートン」こと伊藤俊亮(38)が、引退表明後初めてコートに立ち、集まったファンからは温かな拍手と歓声が送られた。第4クオーター(Q)残り6分35秒から出場し、得点こそはならなかったものの、チームメートがシュートを打ちやすくできるようにコースを作り貢献した。

 伊藤は「1つ区切りがついたなと自分の中で思っていたら、チームメートからは『やりきった顔をするなよ、まだ仕事はあるから』と言われた。まだやり残したことはあるので、出し切って終わりにしたい」と決意を新たにした。引退後はフロントスタッフとしてチームのサポートの仕事に徹する。

 司令塔の富樫勇樹(24)は「1人の選手として、辞めたい時に辞められる、引退時期を自分で決められるということは幸せなんだろうなと思う。寂しいけれど、今後もそばにいると思うので、次のステージを応援したい」と素直な気持ちを口にした。

 千葉はチャンピオンシップ(CS)への進出は決めたものの、CSでのホーム開催を確実にするためにも東地区を首位で抜けたいところ。伊藤は「昨年は1勝足りなくてホームでできなかった。ここからシーズン残りの試合は1勝でも多く、守りに入るのではなくしっかりと最後までやり続けたい」と力強かった。