ショートプログラム(SP)2位の竹野比奈(21=福岡大)がフリー3位の108・58点を記録し、合計170・76点で2位に入った。

優勝した紀平梨花(関大KFSC)とは27・95点の差がついたが、スピン3つで全て最高のレベル4を獲得するなど、まとまった演技を披露。全日本選手権(12月20日開幕、大阪)の出場権をつかみ「去年がすごく良くて(16位)、自分の中でも『もっとできる』と思った。強化選手に入りたい」と大舞台へ意気込んだ。

3位はSPも3位の竹内すい(16=愛知・大同大大同高)で合計169・92点。3週間前に高熱を発し、約10日間寝込んだため、1月の全国高校総体で成功させたトリプルアクセル(3回転半)を回避した。この日の演技は「まあまあできたと思います」と及第点とし、「ショート(SP)を通過して、フリーでトリプルアクセルを降りたい」と全日本選手権での躍進を誓った。