レスリング男子フリースタイルで18年世界選手権代表の乙黒圭祐(22)が13日、埼玉県朝霞市の自衛隊体育学校で行われた入校式に出席した。「練習しました」という初々しい敬礼姿で、「自分が一番強くなれると思って入校しました」と決意表明した。
山梨学院大を卒業し、新天地に選んだのは、同じ中量級で12年ロンドン・オリンピック(五輪)で金メダルを獲得した米満達弘コーチらの存在が大きい。「こんな技術もあるのかと。新しいことが多いです」と先月28日からさっそく細かい指導を仰ぐ。長いリーチなど体格的にも似ており、目からうろこで成長を期す。
昨年末の全日本選手権までは70キロ級を主戦にしたが、6月の全日本選抜選手権からは東京五輪実施階級の74キロ級に上げる。山梨学院大で同期だった藤波勇飛が君臨する階級になるが、山梨を離れたのは学生時代とは違う技術取得をして、仲間であり好敵手に勝つためでもある。「予選から気持ち入れてやっていく」と残り2カ月間で体を作っていく。
弟拓斗は昨年の世界選手権の65キロ級で日本人最年少優勝を飾った。幼少期から切磋琢磨(せっさたくま)してきた弟と、2人で東京五輪にでることが目標。「どんどん新しいものを取り入れていきたい」と誓った。


