女子で2連覇を狙う世界6位の吉田愛(38)吉岡美帆(27=ともにベネッセ)組が、11レースを終え、通算49点で総合2位となり、上位10艇だけが戦う9日のメダルレース進出を決めた。首位は世界1位の英国組で48点。吉田、吉岡組は連覇だけでなく、表彰台に乗り、日本人最上位で決まる20年東京オリンピック(五輪)代表にも大きく前進した。日本男子は、岡田奎樹(23)外薗潤平(28)組が6位でメダルレースに進んだ。
◇ ◇
さあ最終決戦だ! “よしよし”コンビが連覇の快挙と代表内定に大きく迫った。五輪3大会を経験した吉田でさえ「1点差でメダルレースを迎えたことはない」という、まれに見る大激戦。日英決戦だけなら、勝った方が上に行くという激しい戦いに、吉田は「ここまで来たら金メダルを目指す」と連覇を宣言した。
前日8レースを終わった段階で、英国に5点差をつけられた。しかし、この日の1レース目の第9レースで、一気にその差をつめた。16位に沈んだ英国に対し、“よしよし”コンビは12位でゴール。「いい風が吹いてきた」(吉田)と、その差を1点とした。
続く2レースで逆転はできなかったが、その差はわずかだ。9日のメダルレースは1本だけ。得点は倍になり、大逆転も可能なだけに吉岡は「絶対にミスは許されない」と気を引き締める。吉田は「結果を出すぞという強い気持ちで戦う」と重圧には負けない。
すでに、心は今大会だけでなく、1年後に同じ会場で行われる東京五輪も見据える。「こういう戦いが、五輪の1年前に、ここでできるのはすごくいいこと」(吉田)。今大会の連覇と代表内定というダブル快挙で、東京で悲願の金につなげる。


