ラグビー日本代表との強化試合(12日、静岡・エコパスタジアム)に向けて特別再編成された「サンウルブズ」が7日、静岡合宿を開始した。

午前、午後と精力的に走り込み、フランカーの布巻峻介(28=パナソニック)は「脚がつりそうなぐらい追い込めて、本当にいい練習ができた」。主将を務めるフランカーのエドワード・カーク(29=キヤノン)は「ジェームス・ムーアが同じ高校(オーストラリア・ブリスベンステート高)で、1週間ずっとメッセージが来ている。田村(優)選手もキヤノンのシーズン中にいろいろ迷惑をかけられていたので、その恩返しをしたいです」と日本代表選手の名前を持ちだした。

8日には日本代表選手数人がサンウルブズに合流予定で、代表強化が主の試合となる。サンウルブズは世界最高峰リーグの「スーパーラグビー」を戦ってきたが、20年シーズン限りで除外となり、新型コロナウイルスの影響で最後のシーズンは全日程を消化できなかった。

布巻は「ファンの方もサンウルブズに対して、不完全燃焼っていうのがあると思う。しっかりと僕たちが頑張る姿を見せて、少しでも喜んでもらいたい。相手(日本代表)もファンの皆さんの知った人がいっぱいいると思うので、両チームで盛り上げられたらと思います」と誓い、短い準備期間で仕上げていく。【松本航】