柔道女子52キロ級で東京オリンピック(五輪)金メダリストの阿部詩(21=日体大)が「W society」プロジェクトのアンバサダーに就任し、28日に東京都内で記者発表会見が開かれた。

同プロジェクトは女性の心身的課題(W)×社会的課題(society)の両側面から女性活躍をデザインするもので、すべての女性が納得して充実したライフスタイルを築ける社会の実現を目指す。

「自分自身、体と向き合う重要性を感じながら、1人の女性としてライフプランを考えるようになった」という阿部。1つの大きな夢だという「幸せな家庭を築きたい」という思いも口にしながら、「1人でも多くの女性に体のことを知ってほしい」と意欲をみせた。

アンバサダー就任に際し、女性のホルモン検査の1種である「AMH検査」を実際に受ける様子も映像で紹介された。卵子の数を反映する血液検査で、「カウンセリングも含めて30分ほどで終わり、あっという間でした」と感想を述べていた。