ウィザーズの八村塁(24)が今季最終戦を終え、NBA3年目のシーズンを総括した。個人的事情で開幕に間に合わず長期間離脱したものの、年明けから戦列復帰すると、42試合に出場。「シーズン途中から入ることになったが、コーチ陣、チームメート、スタッフの皆さんにまずは感謝している。そういう中で3年目は3ポイントの確率を上げられ、次の自分のステップに行けたのでは」。謝辞と手応えを口にした。

当初はベンチスタートが続いていたが、3月後半以降は先発として起用され、成績を伸ばしていた。3点シュート成功率は45パーセント近い高い数字を残し、「3ポイントの確率を上げられた。自信を持ってやった」。

NBA入り後はコロナ禍の影響などもあって特殊日程となり、心身を休める時間が限られていた。「人生でほとんど初めてぐらいのオフシーズン。どうなるかわからないけれど、自分で考えながらやりたい」。

オフの間に取り組みたいこととして、「体をケアすることを大事にしたい」。この夏には23年W杯のアジア地区予選が組まれているが、代表活動には参加しない意向も示した。

チームは今秋に来日し、来季のオープン戦(プレシーズンマッチ)2試合をウォリアーズと行うことが決まっている。チームメートらが日本食を楽しみにしていると話すなかで、「僕の好物のすき焼きはすすめたい」。日本でのプレーを心待ちにしている様子だった。