女子バスケットボール決勝は開志国際が新潟中央を55-53で破り、8大会連続8度目の優勝。第4クオーター(Q)の52-51から土橋希来(2年)が3点シュートを決めて突き放した。

土橋に迷いはなかった。「絶対に入るという強い気持ちで打った」。第4Qの残り2分21秒、52-51とリードはわずか1点。重圧のかかる場面でロングショットを堂々と放つ。3ポイントを狙ったボールがネットに吸い込まれると開志国際ベンチは総立ちになった。

この試合、4本の3点シュートを成功。第1Qにチームの初得点を決めると「いける」と感じた。第3Qには2連続でリングをとらえる。そして第4Qの大詰め。伊藤翔大監督(33)からは日ごろから「自信を持て」と言われていた。「その言葉を信じて打ち切れた」。土橋の1本がチームを8連覇に導いた。

ケガに泣いてきた。昨年末の練習試合で右手親指の靱帯(じんたい)を損傷し、4月上旬には左足首の靱帯を断裂。26日の県総体1回戦が復帰戦だった。万全とは言えない状態ながらの大仕事。試合後は「いい経験でした」と笑った。

苦しみ抜いての優勝に「相手のペースだった」と伊藤監督の評価は厳しい。一方で「追われる展開を経験したのはいいこと」と先を見据えた。「エースになりたい」と言い切る土橋はインターハイが小、中、高校を通じ初の全国のコートになる。「思い切ってプレーする」と大舞台に視線を向けた。【斎藤慎一郎】