ノルディックスキー・ジャンプ女子の高梨沙羅(25=クラレ)が2日、GPドイツ・クリンゲンタール大会(ヒルサイズ=HS140メートル)に臨んだが、スーツ規定違反で失格となった。今季海外大会初戦だった。30日の予選は124・5メートルで4位で通過。この日、1回目でスーツ規定違反による失格となった。

今季は国際スキー連盟(FIS)がルールを変更。選手の身長の測定にレーザー機器を導入した。方法も変わり、昨季は立って身長を測定していたが、あおむけになった状態での測定となった。その身長から座高を引いた長さを股下の長さとして登録。測定方法が変わったことで、昨季と今季で股下の長さが変わった選手もいるが、今季はその登録に合わせたスーツを着なければならない。

高梨は8月の蔵王での大会時に「スーツも変わることですし、それに合ったジャンプをしていかないといかなきゃいけない」と適応を課題に挙げていた。