新潟アルビレックスBB(中地区)は仙台89ERS(東地区)に延長の末、86-91で敗れ、連敗は14に伸びた。第4クオーター(Q)残り15秒で76-76と追いつき延長に入ったが、延長ではリードを奪う場面はなかった。Cコフィ・コーバーン(23)が31得点と5試合連続で20得点以上をマークしたが、連敗ストップにあと1歩届かなかった。新潟は今日4日も仙台と対戦する。

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勝利に手が届きながら、あと1歩及ばなかった。第4Q残り15秒、新潟は74-76からSG木村圭吾(22)のシュートで追いつき延長へ持ち込む。延長は2点差の攻防。ただ、先に得点され追いかける流れ。81-83から仙台に3点シュートを決められると、その後は仙台の背中を追うだけになった。

第3Qで47-50から連続8失点。47-58と11点差をつけられた。このビハインドを第4Qまでに消した。コーバーン、PFケヴェ・アルマ(23)が果敢にインサイドを攻めた。だが延長を戦い切る力は残っていなかった。延長で仙台の3点シュート2本に対し、新潟の3点シュートは0。コーバーンが自己最多31得点を挙げながら勝てなかった。

11月25日に来日し、26、27日のアウェー横浜BC戦から指揮を執るコナー・ヘンリー・アドバイザリーコーチ(59)にとってはこれがホーム初戦。「残念ながら勝てなかったが、成長した部分はあった」と接戦に持ち込んだ選手をねぎらった。横浜BC戦から11月30日三河戦とアウェーで3連戦だった。11月25日から6連泊で12月1日は移動日。仙台戦に向けた練習は試合前日の2日だけ。コンディション調整も十分にできなかった。苦境の中で迎えたホーム戦。今日4日の2戦目も我慢の戦いになる。【斎藤慎一郎】