東地区5位の秋田ノーザンハピネッツは、逆転負けで3連敗を喫した。最大16点のリードを奪ったものの、オーバータイム(OT=延長戦)の末、中地区2位の川崎ブレイブサンダースに85-92で敗戦。妻なつ美さんが9月29日に39歳で逝去し、一時チームを離れていた前田顕蔵ヘッドコーチ(HC、40)が今季初めてベンチ入り。この試合はケビン・ブラスウェルHC代行(43)が指揮し、同HCはサポート役を担った。
前田HCが帰ってきた。復帰戦白星はならなかったが、5月1日の京都戦以来223日ぶりにホームのコートサイドに姿を見せた。
「ここに来るまでにクラブ、選手、スタッフ、リーグ、(他クラブの)たくさんのコーチ陣、選手、バスケット協会も含めて本当にたくさんの方が助けてくれたと思っています。本当に皆さんに感謝の気持ちを伝えたいのと、あらためて最高の会場だと思いますし、バスケットが好きなんだなとすごく実感しました」
秋田ブースターからも力強い後押しを受けた。「やっぱり温かいなと思いますね。ちょっと泣くかな、感情的になるかと思ったんですが、『ああ戻ってきたな』という感じで、すごく迎え入れていただいて幸せでした」。11月から徐々に練習に復帰。全選手と対話を重ね、ディフェンス面を中心に指導しているという。
試合は延長戦までもつれた。74-77の第4Q残り5秒、スタントン・キッド(30)が起死回生の3点シュートを沈め、OTに持ち込む意地を見せたが、最終的に7点差をつけられて敗戦。前田HCは「勝ちたかったですけどね。ただ、こういうゲームを勝ちきれるように、今、僕自身ができることを精いっぱいやって、チームに貢献したいなと思っています」と前を向いた。



