日本勢初の2連覇が懸かる宇野昌磨(25=トヨタ自動車)にアクシデントが発生した。

23日のショートプログラム(SP)に向けて、22日午後1時から公式練習に参加。練習中盤、4回転サルコーで転倒し、しばらくの間、起きられなくなった。

トレーナーらが周囲に集まり、キーガン・メッシング(カナダ)の手を借りる形で立ち上がったが、その後はジャンプを跳ぶことなく、5分後に練習時間内ながら引き揚げた。そのままリンクサイドでトレーナーが右足首付近の状態を確認した。

この日はSP「グラビティ」をかけての通しで、4回転-3回転の連続トーループを着氷。負傷は4回転フリップを3本連続で降りた後の出来事だった。

前日21日の公式練習後には「皆さんに期待していただいていることに応えたいという気持ちもあるので、それに少しでも応えられるように、しっかり頑張りたいと思います」と意気込んでいた。