結成1季目でペア唯一の出場となる「ゆなすみ」こと長岡柚奈(ゆな、18)森口澄士(21)組(木下アカデミー)は、ショートプログラム(SP)で56・07点を記録した。

全種目を通してトップバッターとしての登場となったが、堂々と「Can’t Take My Eyes off of You(君の瞳に恋してる)」を演じ切った。冒頭で2回転ツイストリフトを決めると、2人そろっての3回転ループも成功。そして、スロー3回転サルコーを着氷させると、観衆からは大きな拍手がおくられた。「柚奈ちゃんが降りた時にうれしさを感じていたと思うので、その表情を見てうれしくなった」と森口。演技を終えると、「やっとできたね」と、2人で向かい合って両手でハイタッチを交わした。

今年4月のトライアルを経て、5月にペア結成を発表。11月にはグランプリ(GP)シリーズ第6戦NHK杯でGP初出場を果たした。大会後にはブライアン・シェイルズ・コーチやペアの先輩からツイストリフトについての助言を受け、「お互いを支えることができる“最強な体力”をつけていけるように」と体力面の改善に着手。NHK記録したSP45・36点を大きく上回る得点で、成長の足跡を残した。

森口は「自分たちが練習してきたモノが出せて本当にうれしい。もっと先を目指せる」と興奮気味。長岡は「大きな乱れなく全てをきれいにできたし、2人とも楽しんで滑れたのがホントに良かった」と声を弾ませた。

今大会は世界王者の三浦璃来、木原龍一組(木下グループ)が、木原の腰椎分離症が完治していないため欠場。かねて「憧れ」と話す大先輩との共演は果たせなかったが、森口は「りくりゅう先輩に、一緒に滑っていて『頑張ってるね』って言ってもらえるようなペアになりたい」と力を込めた。

ペア・フリーは23日に行われる。