プロアイススケーター羽生結弦さん(29)の故郷・宮城の利府町にあるセキスイハイムスーパーアリーナで「羽生結弦 notte stellata(ノッテステラータ)2024」が開幕。
昨年3月に続き、今回で2回目となるショーでは羽生さんを含めた国内外10人のスケーターと女優大地真央(68)らが出演。新演目の『Danny Boy』など計22曲のパフォーマンスで復興を願った。
約2時間、6100人の満員の観客を集めた講演後の一問一答<1>は次の通り。
--初日を終えて
「みんなで本当に力を合わせて、良いショーができたんじゃないかなという実感があります」
--13年目の3月11日を迎えます。3月11日に対する思いを
「やっぱりあの日のことを思い返したり、またあの日が近づくにつれて、映像だったりとか、また文字だったりとか写真だったりとか、いろんなものに触れる機会が増えてきて、そういう中で、忘れてはいけないっていう気持ちもすごくありますし、だけれども同時に辛い思いもされてる方もいらっしゃるんだろうなという思いでいます。ただ、あの日を境に辛い思いをされた方、辛い経験の中から生き抜いている方、そしてあの日から生まれて今日まで生き抜いている方、ほんとにさまざまな方がいらっしゃると思います。どんな方にとってでも、もちろん3・11というものに直接被害に遭われなかったとしても、応援し続けてくれてる人たちにも希望や祈りが届くように、僕たちは、このショーを通して滑っていけたらいいのかなということを考えています」
--今回は大地真央さんとのコラボレーションもありました。スタンディングオベーションでしたが
「そうですね。僕はいっぱいいっぱいやってますし、大地さんとも何回も何回もリハーサルを重ねて、本当に細部まで、大地さんもこだわってくださって出来上がった演目なので、自信を持って胸を張って皆さんにお見せできるコラボレーションとなったなというふうに思っています」