順位とタイムを確認すると、33歳の鈴木聡美は水面をたたいて喜びを表現した。2大会ぶり3度目の五輪切符。決勝では青木との一騎打ちを0秒02差で制し、そろって派遣標準記録をクリアした。

1分5秒91は、自己ベストを0秒29更新。「150%の力を出しきった」とかみしめた。決勝前に神田忠彦監督と話していた通りの腕の動きができたと振り返り、「それが今回5秒台に踏み込めた大きな要因」とうなずいた。

33歳での五輪出場は、16年リオデジャネイロ五輪に当時32歳で出場した松田丈志を上回り、日本競泳界最年長。東京五輪代表を逃した時には「もう引退した方がいいんじゃないのかな」という思いもよぎったという。それでも逃げずに競技と向き合い、再び大舞台へと戻る。「親が一番びっくりしてるんじゃないかな。『あんた、まだやるの』ってまた言われそう」と笑った顔には、充実感がにじんだ。