女子バレーボールV・プレミアリーグのパイオニア(山形)が、5月1日開幕の黒鷲旗全日本男女選抜大会(大阪府立体育会館)で3年ぶり3度目のタイトル獲得を狙う。今季、同リーグでは総合5位に終わり5年連続の決勝ラウンド進出を逃した。北京五輪の世界最終予選を控え、日本代表候補のレフト栗原恵(23)センター多治見麻子(35)庄司夕起(26)の3人が欠場する中、新たな布陣で今季最後の大会を有終の美で締めくくるつもりだ。

 天皇杯・皇后杯から分離して今年で2年目を迎える黒鷲旗。大会にはVプレミアリーグと同チャレンジリーグに大学、高校王者を加えた男女各16チームが出場する。4チーム総当たりの予選リーグで、黒鷲旗として3年ぶり3度目の優勝を狙うパイオニアはD組に入った。初戦は、今季リーグ最終戦で手痛い黒星を喫した日立佐和、第3戦ではセット率0・06差で最終ラウンド進出切符を奪われた岡山シーガルズとの因縁対決になる。

 セッターは、今季リーグ途中から現役復帰した内田役子が軸になるが、成長著しい南早希も来季の正セッターとしての期待を担う。栗原に代わるレフトはセナ。多治見、庄司に代わるセンターは、昨季国体メンバーの畦田若菜と高橋美帆を起用。ライト細川麻美、今野加奈子を加えたフレッシュな顔触れで全国タイトル奪還を狙う。

 予選リーグを突破すれば、連覇を狙う久光製薬(佐賀)や今季リーグ優勝の東レ(滋賀)との対決も予想される。就任2年目で全国初タイトルを狙う吉田敏明監督は「リーグと違うメンバーになるが、若手という言葉は使いたくない。それぞれが主力になってチャレンジしたい」と意欲。来季につなげるためにも、今季リーグの雪辱を果たして締めくくりたいところだ。【佐々木雄高】