陸上女子短距離のアジア大会リレー代表が13日、東京・北区のナショナルトレーニングセンターで行われている強化合宿を報道陣に公開した。バトンパスの練習と個人練習で汗を流した。

 金メダルが期待される女子1600メートルリレーで、鍵を握るのが高校生コンビ。1走の青山聖佳(18=松江商3年)と2走の松本奈菜子(18=浜松市立高3年)で、ともに個人種目の400メートルでも期待される。

 昨年から高校総体や日本選手権で、しのぎを削るライバルだが、同じ日本代表となれば話は別。「これまで競い合ってきて、味方だったら一番、頼りになる存在です」と青山が言えば、松本も「いいこと言うじゃん。音楽や映画、ドラマの話を一方的に私が話したり歌ったりして、それを聞いてくれるんです」と仲の良さを強調。6年後の東京五輪に向け、互いに鍛えながらタイムを伸ばす。