日本陸連は14日、16年リオデジャネイロ五輪マラソン代表の選考方針を発表し、来年4月に発足予定のナショナルチーム(NT)の選手を優先して選ぶ姿勢を明確にした。選手の状態を継続的に把握し、代表としての適性を見極める狙いがある。NTは男子で2時間6分30秒、女子で2時間22分30秒に到達した選手や、14年アジア大会(韓国)15年世界選手権(北京)の代表らが対象。五輪3年前に方針を公表するのは異例で、尾県貢専務理事は「今の強化では現状打破できない。五輪でメダルか上位入賞を果たす目標は、大きな改革をもってしか達成できない」と危機感あらわ。なお15年世界選手権で8位入賞した日本人トップは、自動的に五輪代表となる。