陸上の世界選手権(27日開幕)で女子マラソンに出場する尾崎好美(30=第一生命)ら長距離陣が24日、韓国・大邱に向けて出発した。21日まで大分で最終調整をしていたといい、「前回(銀メダルだった09年ベルリン大会)と比べても調子はいい」と断言した。

 今大会は日本人最上位で、かつメダルを獲得すれば、来年のロンドン五輪出場が内定する。「金メダルを狙って行って、その結果、(ロンドン五輪が)決まればいいですね」。出発の2週間前に、ネイルサロンで日の丸デザインのネイルアートを施した。心身ともに準備万端とあって、笑顔で機上の人となった。

 同じく女子マラソンに出る野尻あずさ(29=第一生命)は「メダルを目指したい。ロンドンに出たいので」と、こちらも今大会で五輪切符をつかむ意気込みだった。