<陸上世界選手権>◇初日◇10日◇モスクワ・ルジニキスタジアム◇男子1万メートル決勝

 日本からは3人が出場したが宇賀地強(26=コニカミノルタ)の15位が最高順位だった。暑さの中のレースで先頭の5000メートル通過が13分49秒95と比較的遅いレース展開。これを予想していた宇賀地は積極的に集団の後方を追走したが、最後は地力負けして27分50秒79でのゴールとなった。初の世界大会出場の宇賀地は、やり切ったという表情を見せながらも「絶対的な力型ありないと感じた。基礎を高めないと世界では勝負できない」と話した。

 大迫傑(22=早大)は28分19秒50で21位、佐藤悠基(26=日清食品グループ)は6000メートルで途中棄権した。

 前回の大邱大会の覇者でロンドン五輪金メダリストのM・ファラー(英国)が27分21秒71で大会連覇を達成した。