モスクワで開催中の世界陸上(最終日=18日)の日本代表で、競技を終えた第1陣が15日朝、成田空港に帰国した。

 男子100メートルで予選敗退を喫した上に、左足太もも裏を肉離れした男子短距離の山県亮太(21=慶大)は「歩く分には大丈夫。感じとしては悪くはないので、前向きに考えたいです」と割り切った表情で話した。検査を受けるために、成田空港から都内に向かった。

 回復次第では、9月上旬の日本インカレ出場を目指す。期待された日本人初の9秒台についても「無理しない中で、どれだけ全力で向かえるか。いい感覚もつかめたし、記録的にも前向きに」と、今季中での可能性にも期待した。