モスクワで開催中の世界陸上(最終日=18日)の日本代表で、競技を終えた第1陣が15日朝、成田空港に帰国した。

 女子1万メートルで、自己ベストの30分56秒70で5位入賞を果たした新谷仁美(25=ユニバーサルエンターテインメント)は、レース直後に涙を流して語った言葉を繰り返した。「この世界では1番しか認められない。経験するために行っているわけではないので」。悔しさが第一声だった。

 一方で切り替えの早さも新谷ならでは。帰国して食べたいものを聞かれ「ケンタッキーに行きたいですね。ジャンクフードが好きですし、ビスケットもパンやケーキも食べたいな…」。さらに「料理するのはカップラーメンですね」と、独特の“新谷語”で笑いを振りまいていた。