世界4位の錦織圭(25=日清食品)が、マッチポイントを握りながら、まさかの初戦敗退を喫した。

 記者会見の錦織は目が赤く充血し、敗因を語る口調にも元気がなかった。

 -昨年の準優勝から一転して1回戦敗退

 錦織 大きな大会で、1回戦で負けるのも久しぶりなので悔しい。自分のプレーは悪くはなかったが、相手が良かった。

 -気持ちの面は

 錦織 緊張しすぎることなく、試合にも落ち着いて入れた。初戦にはタフな相手だったかもしれない。

 -うまくプレーできなかった理由は

 錦織 第5セットで相手のバックに集めすぎた。自分がしたいプレーよりも、相手が嫌なところを狙っていかないといけなかった。

 -2年前の前回対戦と比べて、相手に違ったところがあったか。

 錦織 フォアで打ってくる回数が増えていた。ドロップショットやバックのダウンザライン(ライン際へのストレート)を多用してくるのは頭にあったが、なかなか読めず動きがついていけなかった。

 -今後は

 錦織 次はクレー(デ杯コロンビア戦)だし、(10月は)楽天ジャパン・オープンと上海があるので、アジアのシーズンに向けて準備をしたい。