日本女子卓球界のエース福原愛(20=ANA)と、日本男子テニス界のエース錦織圭(18=ソニー)が交際していることが19日、分かった。20日発売の写真週刊誌「フライデー」(講談社)に東京・原宿でデートしているところをキャッチされた。2人はショッピングやディナーを楽しんだといい、錦織の所属事務所は本紙の取材に「友人と聞いている」とコメントした。卓球界のアイドルとテニス界の王子様という、さわやかカップル。今後の行方が気になるところです。

 スポーツ界のさわやかカップルは、若者らでにぎわっていた東京・原宿で笑顔で見つめ合ったり、手をつないだりしながら堂々とデートしていた。

 2人がデートしたのは今月7日の夕方から。2人が買い物に入ったスポーツショップの店員は19日、本紙の取材に「2人でいらっしゃって、錦織さんはベロア生地のウオームアップスーツを買っていらっしゃいました。福原さんとは仲がいい友達のようでした」と証言した。今月1日は福原の20歳の誕生日。錦織は誕生日のプレゼントとしてウオームアップスーツを贈ったのかもしれない。

 「フライデー」によるとスポーツショップで買い物した2人はカフェに入って食事を取り、その後、雑貨店やアロマオイルの店などを回ったという。福原が背中に回した手を錦織がつかんだり、指をからめたり、見つめ合ったりしている写真などが掲載されている。

 錦織の所属事務所であるIMGの担当者は「米国に戻ってしまったので分かりません。いい友人だとは聞いています」と、友人関係にあることは認めた。錦織は以前、好きなタイプは女優の夏帆(17)としていた。雑誌の取材に「優しい人がいい」と、答えていたこともある。

 錦織は10月6日からのストックホルムオープンで4強入りし、今季の日程を終了。その後、拠点の米フロリダに戻ってから同月下旬に帰国した。18日には来シーズンに向けた練習を再開するために渡米しており、1カ月に満たない日本滞在だった。イベント出演や、ひざや腰の治療などで厳しい日程の合間を縫ってのデートだったようだ。

 2人が出会うきっかけになったとみられるのは今夏の北京五輪。テニスと卓球の選手は選手村で同部屋になり、錦織は水谷隼(19)と、福原は杉山愛(33)とそれぞれ同室だった。錦織と杉山は以前から仲がよく、その縁から親しくなったとみられる。福原は9月下旬から10月上旬にかけて、杉山にチケットを手配してもらい、錦織も出場したテニスの世界ツアー公式戦AIGオープン(9月29日開幕、東京・有明テニスの森公園)を数日間観戦している。

 2人とも、小さいころから競技に打ち込んできたという共通点があり、錦織は福原が卒業した青森山田高の通信制で学んでいるという縁もある。ともに世界のトップクラスを目指しているアスリートとして共感したり、刺激を受けたりすることもあるだろう。東京とフロリダは飛行機で半日以上はかかり、しかもお互い多忙のため、頻繁には会えそうにない。デートする間柄になった2人の関係はどう発展していくのだろうか。