巨人坂本勇人内野手(30)が開幕戦からの連続試合出塁を34とし、球団記録を更新した。ヤクルト7回戦(東京ドーム)の1回1死、小川から中前打。77年王貞治を抜き、セ・リーグ記録の97年金本(広島)の35試合にあと1に迫った。4回には同点の適時打、5回には走者一掃の適時二塁打を放ち、3安打4打点と大活躍。打率、本塁打に続き、打点もリーグトップタイに浮上した。巨人では74年王以来、令和初の3冠王の可能性も見え始めた。

▼坂本勇が3安打を放ち、開幕戦から34試合連続出塁。2リーグ制後、開幕戦からの連続試合出塁は83年スティーブ(西武)の40試合、セ・リーグ記録は97年金本(広島)の35試合だが、巨人で34試合は77年王の33試合を抜いた。3安打はすべて右投手から。今季の左右投手別成績を出すと

 打  率 本 点

対右・379 8 23

対左・280 4 6

60打席(50打数)の左投手からは14安打で打率2割台も、98打席(87打数)の対右投手は33安打で3割7分9厘の高打率。ただし、左投手からは10四球(右からは9四球)あり、右腕から安打、左腕からは四球をしっかり選んで出塁を伸ばしている。