阪神が原口文仁捕手のタイムリーで、今季6度目のサヨナラ勝ち。9回2死無走者から高山、北條の連打でチャンスを作り、代打で登場の原口が中前にはじき返した。原口のヒーローインタビューは以下の通り。

-甲子園へお帰りなさい

原口 みんな、ただいま!

-今のお気持ちを

原口 最高です!

-どんな景色ですか

原口 最高です!

-大きな病を乗り越えて、この瞬間を迎えました。サヨナラになった瞬間の気持ちは

原口 ほんとに、センターの前に落ちてくれっていう願いだけで走ってました。

-ほんとに苦しい時期を味わってきたと思うんですけど、心の支えになったものは

原口 周りの方々にすごく恵まれて支えてもらったので、それとほんとに、きょうここに集まってくれたファンの皆さん、そしてテレビ、ラジオ、全国で応援してくれてるタイガースファンの皆さんが待っててくれたので、きょうを迎えることができて、最高の気分です。

-モニターにはあの瞬間、涙を流している方もいたんですけれども、あらためてこの場に立って、この大歓声、タイガースファンをどう見てますか

原口 たくさんの方にこうやって集まっていただいて、選手みんな幸せな気持ちで野球ができてます。ほんと、ありがとうございます。

-きょうの試合は前半から苦しい時間が続いていましたけれども、今年のタイガース終盤で粘りも見えていますが、そのあたりチームの雰囲気は

原口 劣勢になってもベンチの雰囲気がすごくいいので、逆転できるという、ベンチから気持ちがすごく伝わっているので、それが出てる選手に乗り移って、こういう結果になったと思います。

-そんな中で、最後の最後に9回2アウトからのサヨナラ劇。昨年に続いて勝負強さが出ています

原口 早い回から準備させてもらって、先輩たちいる中で、裏で準備していたので、ほんとにいろいろサポートしてくれる周りのメンバーにも、とても感謝の気持ちでいっぱいです。

-サヨナラの瞬間、選手や矢野監督から何か言われたりは

原口 僕も結構、興奮してたんでちょっと忘れてしまったんですけど、みんな祝福してくれてうれしかったですね。

-この世界には同じように苦しい思いをしてる人もたくさんいると思うんですけど、そういった方々にもすごく、意味のある一打、価値ある一打だったと思うんですが

原口 僕の活躍がそういう力になるとすれば、ほんとに僕もこうやって、生きて野球をやれる意味があると思うのでこれからさらに頑張っていきたいと思います。

-最後にメッセージを

原口 あ、いいですか? オフシーズンにファンの人にセリフを決めてもらったので、ちょっとやりたいと思います。恥ずかしいんですけど。これを、スリー、ツー、ワンで言いたいと思います。いいですか? スリー、ツー、ワン、必死のグッチー!