日本ハム水谷瞬外野手(23)が球団史に名を刻むメモリアルな1発を打った。

楽天戦の1回に早川の初球を捉えて左中間へ先制8号ソロを放った。シーズン4本目の先頭打者本塁打。球団では98年田中幸雄(5本)以来26年ぶり、北海道移転後は初めての快挙となった。チームは逆転負けで6カードぶりに初戦を落とした。

   ◇   ◇   ◇

イメージ通りに「ハマったって感じですね」。1番水谷が1回、早川の初球146キロ直球を捉えた。打球はグングン伸びて左中間スタンドへ飛び込む先制8号ソロ。「昨日、みんなで焼き肉を食べて士気を高めたので、そのパワーが出たと思います」。移動日だった前夜、仙台で開催されたレイエス主催の「モーレ野手会」で得た力をいきなり発揮した。

8本塁打のうち半分の4本が先頭打者弾だ。シーズン4本以上の先頭弾は、球団では98年田中幸雄以来。04年の北海道移転後初の快挙は、周到な準備と意識にある。

水谷 一応それなりの狙い球、僕の中でプランを持って打席には立つようにしています。イメージ通りに来たボールもありますし、反応でいくやつもあります。先頭なんで(相手投手の)状態も分からないので、はっきりとは決めず、大まかに決めている感じです。

8月27日にはエスコンフィールドでも早川から先頭打者本塁打を放っていた。その時は初球の直球を見逃し、カウント3-1からカーブを捉えた。この日は前回と同じ初球の入りを逃さず、相手を上回った。

水谷 毎回打てるわけではないですけど、僕が1番に置いてもらっているのは、塁に出てちょこちょこやってっていうことではない。今日みたいに景気よく一発いった方がチームも勢いづくと思いますし、それが僕の仕事の1つでもある。

試合は敗れたが、自身は9月初の複数安打をマーク。入念な準備を結果へつなげられる1番水谷の存在は、短期決戦のCSを見据えても心強い。【木下大輔】

【関連記事】日本ハムニュース一覧