これが世界一連覇への道のりだ! WBCは1次ラウンド各プールを順調に消化。準々決勝以降のトーナメント表が見えてきた。1次ラウンドを全勝しC組1位突破の侍ジャパンは、D組2位と対戦する準々決勝に勝利した場合、準決勝は米国が入っていないカードの勝者と対戦する。大会記録となる連勝を11に伸ばした井端弘和監督(50)は「まだまだ、やらなくてはいけないことがある」と貪欲。そのままチャーター機でマイアミに移動し、世界一連覇への第2ラウンドが始まる。

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マイアミへのはずみがついた。序盤はチェコ・サトリアの緩い球に苦しめられ、7回まで無得点と苦しめられたが、終わってみれば8回に9得点を挙げて快勝。1次ラウンドを無傷の4連勝で終えた。井端監督は表情を変えずに、準々決勝へ目を向けた。「準々決勝だけをまず考えて、勝ったら次考えるという戦いをしていかないといけない」と一戦必勝を強調した。

すでにC組1位での準々決勝進出を決めた中でのチェコ戦。これまでスタメンがなかった森下、佐藤輝を1、2番に据えて打席数を確保。途中出場が多く、ジョーカー的な存在だった小園、周東、中村、牧原大も先発起用し、貴重な実戦機会を与えた。その全員が安打を放ち、周東に至っては3ランを含む2安打1盗塁と走攻守で躍動。大谷とフリー打撃を同組で回り、構えのアドバイスをもらっていた村上も満塁弾を放って覚醒の兆しを漂わせた。

全勝優勝した23年の前回大会から、これでWBCタイ記録となる11連勝。これ以上ない日本野球の強さを、東京ドームで見せつけた。MLB組がずらりと並ぶ“天下無双打線”は4試合で8本塁打(大谷2、鈴木2、吉田2、村上、周東)。1次ラウンドでは17年の3試合で6本に並ぶ最多ペースとなった。指揮官も「前回大会、準決勝、決勝を見てるとどちらも(得点は)本塁打ばかり。連打はできないような。ここからは相手もいい投手で強いですし、長打は鍵を握ってくる」とポイントに挙げた。

最大のライバル・米国とは決勝まで当たらないが、準々決勝からはもう強豪国しか残っていない。チームは試合後、そのままチャーター機で移動。現地時間の11日未明にもマイアミ入りして準備を整える。「ここで負けたら(終わり)というのはありますので、投手野手含めて総力戦。出し惜しみないようにやっていきたいと思います」と指揮官。ノックアウトラウンドの3試合、勝って世界の頂点をとる。【小早川宗一郎】

▽日本吉田(4試合連続安打)「しっかり球を見れてると思いますし、打つべき球をしっかり打って、強いスイングでコンタクトできればいいのかなと思う」

【WBC】侍ジャパンがチェコ戦、1次ラウンド最終戦/ライブ詳細