[ 2014年2月14日7時7分 ]銀メダルを手に笑顔の渡部暁(共同)

 ソチ冬季五輪のノルディックスキー複合個人ノーマルヒルで2位に入った渡部暁斗(25=北野建設)がレースから1日たった13日夜、五輪公園でメダル授与式に臨み「メダルよりも自分がやったことの方が意味がある。これは記念品と思って。次にいいレースができれば金メダルになるかもしれないし」と18日の個人ラージヒルに意欲を見せた。

 複合の日本選手では1994年リレハンメル五輪以来20年ぶりの表彰台に上がった渡部暁は、両手を突き上げ、銀メダルを首にかけてもらうと爽やかな笑みを浮かべた。

 北野建設監督の荻原健司さんがテレビ解説で、かつての自身の称号を持ち出して「(日本の)キング・オブ・スキーは渡部暁斗と断言します」と発言したことについては「そのうち(称号を)譲ってもらえればありがたい。僕はその領域に達していない」と殊勝に答えた。