男子は学法石川が5年連続7度目の優勝を飾った。2時間8分27秒で、7人全員が区間賞の完全V。女子は田村が1時間12分3秒で、3年ぶり19度目の女王の座に就いた。3区でトップを走る学法石川を逆転した。男女優勝校は全国大会(12月20日、京都)に出場する。

 1区から学法石川が独走した。2位田村と6分4秒もの大差をつけた。「目標は全国制覇。ここは通過点」。アンカー真船恭輔(3年)が、早くも2カ月後の都大路をにらんだ。

 設定タイムは2時間5分ジャスト。約3メートルの風の影響もあり、目標から3分27秒遅れたが、松田和宏監督(41)は「風のある中で独走できたのは良かった。去年(2時間10分3秒)より断然いい」と評価。県予選会、東北大会を経て全国へピークを持っていくのが、例年のパターンだ。3区遠藤日向(2年)は、3000メートル8分1秒95の高校記録保持者。2区田母神一喜(3年)は全国総体1500メートルで優勝するなど、戦力的に初の日本一を狙える。松田監督は「いいムードでチームはできてきたかな」と手応えを口にした。