男子の東北は昨年の全国レギュラー4人と1年生3人が融合。想定どおりのレース運びで東北地区最後の全国切符を獲得した。

 新旧2人の主将がチームをけん引。1区中村大成前主将(3年)が区間2位で流れをつくり、8月からチームをまとめる3区渡辺悠斗主将(2年)も自身初の長距離区で踏ん張った。今季、右足首の故障で出遅れた中村は「調子は上がってきました」と3度目の都大路に手ごたえ。渡辺は「初めての8キロで余裕はなかったけれど、全国ではもっといい走りをしたい」と意欲を見せた。

 県予選で仙台育英に大差で敗れ、危機感を募らせた。ライバルに先行する県勢最多の27度目の全国出場を決めた渋谷武彦監督(55)は「昨年の成績は上回りたい」と全国20位以内を目標に掲げた。