【ロンドン1日=上田悠太】最後まで世界最速のまま、伝説となる。4日(日本時間5日未明)に開幕する陸上の世界選手権を最後に引退を表明しているウサイン・ボルト(30=ジャマイカ)が会見に出席。今季は本調子ではなく、優勝の本命ではないとの指摘を自信満々に一蹴した。引退後の挑戦については、サッカー選手だけでなく、俳優への転身も視野に入れていることを明かした。

 現役のうちは誰も前を走らせない。100メートル9秒58の世界記録を持つボルトも今季は9秒95が最高。会見では優勝の本命でないと指摘された。しかし、約320人の報道陣の前で自信満々に笑い飛ばした。

 ボルト それはお前らが言ってるだけだろう? 俺は準備ができている。そんなこと思ったことない。準備はできている。自信は100%だ。俺は最後まで、無敵で、誰にも止められない存在で終わる。

 そして新聞の1面を空けておくように注文した。