男子で昨年の世界選手権王者のジェフリー・キルイ(ケニア)は25キロすぎから独走し2連覇が目前だったが、最終盤に急失速した。寒さや冷たい雨が最後に響き、白い息を吐きながら必死に脚を動かしたものの、猛追した川内にあっさり抜き去られた。

 2時間6分27秒の自己ベストを持つ25歳の実力者。「最後の1マイルは本当にきつかった。彼が最後に追い上げてきたことに驚きはない」と勝者の粘り強さをたたえた。