<全国高校総体:レスリング>◇3日◇横須賀アリーナ

 花咲徳栄(埼玉)が男子団体で2年ぶり2度目の優勝を果たした。

 準決勝で連覇を狙う強豪の霞ケ浦(茨城)を6-1で下した花咲徳栄は、決勝で初優勝を狙う鹿屋中央(鹿児島)と対戦。50キロ級の斉藤僚太(3年)55キロ級の清水洸希(3年)が連続テクニカルフォール勝ちすると、そのまま7人全員が勝利した。

 創部10年目で2度目の日本一にチームを導いた高坂拓也監督(33)は「1回戦から厳しい試合が続いたけれど、選手たちがよくやってくれた」。昨年春に就任し、チームを精神面で支えた矢内潤部長(50)も「ただ勝つだけでなく、仲間や相手を思いやれるようになったことがうれしい」と目を細めていた。