<全国高校総体:女子サッカー>◇2回戦◇3日◇東京・駒沢陸上競技場ほか

 湘南学院(神奈川)が3度目の挑戦で総体初の4強進出を決めた。

 1回戦三重戦で大量8得点を獲得。いいイメージを持って強豪・十文字(東京)戦を迎えた。「前半が勝負」。試合前、木村みき監督は選手にゲキを飛ばした。主将MF間明瀬奈(3年)が「相手の勢いを感じた」と振り返ったように、立ち上がり苦しい時間は続くが、我慢強く守った。そして好機が訪れる。前半22分にDF金子ゆい(3年)がヘディングで先制点を挙げると、6分後には、FW清水星良(3年)が追加点。その後、1点を返されるも、粘り強い守備で相手の攻撃を封印した。主将は「全員が相手よりも強い気持ちで戦えたと思う」と力強かった。