<全国高校総体:体操>◇4日◇東京・代々木第1体育館

 2年生の石倉あづみ(埼玉・ふじみ野)が体操女子の個人総合を制した。平均台1位、段違い平行棒と床が2位と安定した演技で、世界選手権に出場した優勝候補筆頭の村上茉愛(東京・明星3年)を振り切った。石倉の活躍でふじみ野は初めて団体を制覇。石倉は個人総合、種目別の平均台、そして団体と3つの金メダルを獲得した。

 平均台は14・950という高得点で、他を引き離した。「今日は自分の持ち味である安定性が発揮できてよかったです」。この日もお気に入りの男性4人組グループ湘南乃風の音楽を聴いて試合に臨んだという。

 6月のNHK杯で5位となり、仁川アジア大会(9月、韓国)の代表に選ばれている。期待の新星で「次のリオ(五輪)に日本代表として出たいです」と話していた。