<全国高校総体:柔道>◇4日◇千葉・成田市中台運動公園体育館

 男子100キロ超級で、世界選手権を4度制した小川直也氏を父に持つ雄勢(東京・修徳)が3回戦で姿を消した。初戦を優勢勝ちで滑り出したが、続く3回戦で身長で3センチ上回る192センチの奥野(大阪・東海大仰星)に防戦一方。優勢を奪われ、前に出たところを巻き込まれて技あり。そのまま抑え込まれ、一本負けした。試合後は「終わったことなんで」と言葉少な。前日3日の団体戦決勝で負けた精神的ショックを引きずり、直也氏は「足らないことがいっぱい。しょせんは18歳です」。来春からは明大に進学する。