「空のF1」とも呼ばれる小型プロペラ機によるレッドブル・エアレースで今季4勝を挙げ、アジア人初の年間総合優勝を果たした室屋義秀(44)は19日、都内で2017シーズン報告会見を行った。

 トロフィーを手に「うれしいけどうまく言えないです」と、照れながら笑みをこぼした。昨季は千葉市で行われた第3戦で初優勝を挙げ、今季が始まる前の会見では「年間総合優勝」という目標を掲げた。6月の千葉市で行われた第3戦では2年連続で優勝を果たし、第8戦の決勝ではコース最速記録となる1分3秒026のタイムをたたき出すなど、目標を見事に有言実行した。

 来季に向けて、「追い求めるのは世界一の操縦技術。それを究めていけば、2年連続の年間総合優勝も届くと思う」と力強く言った。