ＬＳ北見の決勝は、理想的な試合運びでした。有利な後攻に２点をとって不利な先攻で相手に１点とらせる。決勝は氷が曲がる、滑るように変化していたが、情報を共有して、中部電力よりも早く対応しました。

　平昌（ピョンチャン）五輪はスキップ藤沢選手がキーになる。石をためて攻めるスタイルになりがちだが、違うプランを仲間が提案することも大切。サード吉田知選手はキーショットを投げられます。彼女が調子を落とさなければ、流れがよくなる。本橋選手の存在もとても大きい。

　平昌五輪の目標は、１次リーグ突破が第１歩と思います。４強によるプレーオフに進出すること。そのためには格上相手でも弱気にならないこと。ショットを「ピタッ」と決める精度が必要ですが、その技術はあります。あとは確率。自信を持って戦えば、強豪相手でも互角に戦えると考えます。（元日本代表サード）