東地区1位の秋田ノーザンハピネッツは80-77で同5位の青森ワッツに逆転勝ちし、ホーム10連勝でリーグ最速の30勝まで、あと1勝に迫った。第3Qまでリードを奪われ、最大8点差を追う展開を強いられたが、第4Q序盤に同点に追いつき、SG小野寺翔太(22)の連続シュートで勝ち越した。「あっぱれMVP賞」を獲得した小野寺は「思い切りアタックできたが、ディフェンスがまだまだなので明日はアグレッシブにやりたい」と気を引き締めた。

 今季5度目の青森との対戦。直近のアウェー対決(第11節2戦目)でブザービターの1点差で逆転負けした相手を、最終Q勝負で振り切った。残り2分からナイジェル・スパイクス(28)を5ファウルで欠く窮地を乗り切った。1点差に迫られた残り53秒から本領を発揮。ともにオールコートの対人防御対決をものにした。ジョゼップ・クラロス・カナルスHC(48)は「試合の入りが悪くて苦戦した。みなさんの応援のおかげ」とホームを埋め尽くした4005人のブースターに感謝した。【佐々木雄高】