フィギュアスケート男子の高橋大輔(32=関大KFSC)が23日、横浜市内で行われたアイスショー「フレンズオンアイス」の公開リハーサルに参加し、ファンの前であいさつした。

左足内転筋の肉離れを17日に発表。大事を取り、新プログラムを披露する予定だった「プリンスアイスワールド」広島公演(18~20日、広島サンプラザホール)と「フレンズアイスワールド」(24~26日、新横浜スケートセンター)の出演を取りやめるとしていた。

前週の「プリンス~」では、氷上ゴンドラに乗ってのあいさつだったが、この日はスケート靴をはき、滑って登場。「今回は滑れなくて申し訳ない気持ちでいっぱいです」と謝った。

ショーでは先輩である荒川静香さん、本田武史さん、田村岳斗さんが現役復帰する高橋にエールを送るナンバーを披露。高橋は「僕の新しいスタートに、すてきなナンバーを滑ってくれて幸せだなと感じました」と喜んだ。復帰初戦は近畿選手権(10月5日開幕、兵庫・尼崎)の予定。「みなさんの前では滑れなかったですが、試合に向けてきっちり治して頑張っていきたいと思いますので、応援よろしくお願いします」と笑顔で話した。