B1の中地区首位を走る新潟アルビレックスBBは東地区4位のSR渋谷戦(8、9日=東京・青山学院記念館)を控えた6日、本拠地アオーレ長岡で練習した。

チームは現在、今季3度目の6連勝中と絶好調。3点シュートの成功率40・4%と好調なSF池田雄一(35)はベンチからのサブスタートながら要所で長距離弾を相手リングに沈め、チームの勢いを加速させる。

SF池田のコンディションの良さはシュートタッチにも表れていた。通常練習後の自主トレでのシューティング。左サイドから右サイドまで5カ所から放った3点シュートは、入り出すと止まらなかった。正面からは15本のうち7連続を含む9本成功。右サイドからは10本のうち9本をリングに沈めた。「(練習は)ゲームとは違う。ノーマークですから」と笑い飛ばした姿勢も好調の表れだった。

新潟一筋に13シーズン目の池田は、今季リーグ戦全42試合に途中出場して、3点シュートの成功率は40・4%。試投数は151本で、61本をリングに沈めている。名古屋Dとの前節・ホーム2連戦(2、3日=アオーレ長岡)は8本打って5本成功させた。62・5%の高確率だ。「複雑なことは考えない。打ち切ることだけ考える」と、どんな場面でも冷静にプレーできるのが、ベテラン“シックスマン”の真骨頂だ。

インサイドには平均得点27・1得点でB1得点ランク首位のCダバンテ・ガードナー(27)がいる。相手の警戒度NO・1の得点源がインサイドにいるからこそ、池田の外角ロングシュートが生きる。途中出場ながら平均プレータイムは19分10秒。「残り18試合は相手がどこでも大事な試合になる」と池田。「目標にしている(個人の)数字は特にない。目標はケガなく、全試合に出ること」とSR渋谷戦でも勝利に貢献する場は必ずくる。【涌井幹雄】