NBAドラフトで1巡目全体9位でワシントン・ウィザーズから指名を受けた八村塁(21=ゴンザガ大)が「Rakuten TV」のインタビューに応じた。NBAの公式ツイッター上でも生配信されたインタビューの主な一問一答は以下の通り。インタビュアーは本紙連載「NBAドラフトを知ろう」で解説した塚本清彦氏ら。
-素直な感想は
「いや、もう夢みたいですね。今まで夢だったものがだんだん目標になってきて、今こうやって呼ばれてステージに立って、メディアにも答えて、ほんと夢を見てる感じです」
-9位指名。心の準備はできていたか
「準備できてましたね。エージェントと話していて『来るよ』って言われていた」
-ワシントン・ウィザーズのイメージ
「ジョン・ウォール、ブラッドリー・ビールの2人のオールスターの選手がいる。他にもいい選手がいっぱいいる。まだ育っている段階のチームだと思うが、それに僕が入って、もっとインパクトが与えられるようになるんじゃないかなと思う」
-どの部分をチームに生かしていきたいか
「トランジション、速攻の部分などで生きてくると思う。ディフェンスでもチームに貢献できるんじゃないかな」
-NBAでは「ヤニス・アデトクンボと戦いたい」と言っていた。そのイメージは
「テレビで見てても、すごく大きくて、速く動けているが、実際に戦った人に聞くと、テレビで見ているよりも大きく速い。そういう人とやってみたい」
-日本のNBAファンに一番見てもらいたいポイント
「やっぱり僕も日本人として、バスケットをやってきた。日本のバスケットは通用しないと言われていた中、NBA選手が2人になる。通用するんだと見せられるのではないか」
-ワシントンの街のイメージ
「いいと思います。いろいろいいことを聞いていますし。千本桜があると聞いたことがある。日本人もすごくいると聞いたので楽しみです」
-ドラフトのVTRでカワイ・レナードと比べられていた。自身が目標とする選手は
「カワイ・レナードはNBAでも今一番ホットな選手で、世界のバスケでも注目されている選手。僕も体が似ている。よく見て、プレーの仕方とかいいところをマネしている。そういうところからきていたのかなと思う」
-ワシントン・ウィザーズから指名が来るというのは、どのくらい前から分かっていたのか
「直前ですね。時間を決められた時に。実はその前から『来るかもしれない』という話はあったのですけど。9位で『もう完璧に来る』と言われて、それで分かりましたね」
-その時の胸の高鳴り
「もう考えられない。今までにない気持ちでした」
-まだ始まり
「本当にそうです。これは、ただドラフト会議。イベントにしかすぎない。本当にNBAに入ってからが重要。これからです」
-NBAに求めるステージ
「最高峰。世界でも他のスポーツと比べても一番人気があるスポーツ。そういう中でやれるのはうれしいですし、やっぱり日本人としてこういう風にやれて、これからオリンピックも来ますし、いろいろ盛り上がってくる。日本のスポーツ界を盛り上げていきたい」
-RJバレット、ザイオンの印象
「特にRJバレットは何年も前から知っていて、何回か会ったこともあって、彼も若いので、ああいう人たちが、アメリカにはいっぱいいるからレベルが高くなってくるんじゃないかなと思います」
-ファンに向けて
「やっぱり今、バスケは盛り上がっている。日本全体でもスポーツがすごく盛り上がっている。どんどん子どもたちも何でもいいので、スポーツに挑戦して、どんどん、日本だけでなく、世界でキャンプに出てみたり、そういうのをやってみてくれたらいい」
-今日の朝はどんな音楽を聴いたのか
「音楽を聴く時間なんかありませんでした。帰ったら聞きます」
-どんな音楽が好き
「アメリカのヒップホップとか、R&Bとか、そういう音楽を聴きます」