B1新潟アルビレックスBBは5、6日のアウェーA東京戦(アリーナ立川立飛)で19~20年シーズンの開幕を迎える。4日は最終調整を中之島体育館で行った。

チーム最年長の司令塔、PG五十嵐圭(39)が今季もチームをけん引する。精神的支柱、そして攻撃の要としても存在を示す覚悟でいる。今季はチーム発足20年目の記念のシーズン。昨季リーグ王者のA東京をオープニングゲームで撃破し、中地区連覇、悲願のリーグ優勝に向けてスタートを切る。

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五十嵐は笑顔で前日練習を終えた。PF鵜沢潤(37)との1対1。鵜沢の守備に押されて3点シュートが外れると苦笑い。リラックスした様子で締めた。開幕の相手、昨季王者A東京を「完成度の高いチーム」と称賛する。同時に「強い相手と最初に戦うことはプラス。勝てば自信になる」と真っ向勝負を挑む。初進出した昨季チャンピオンシップでは初戦(準々決勝)で対戦して2連敗。ただ雪辱戦という気持ちはない。

「昨季のことは忘れた。新しい新潟を見せる。今季もチャレンジャー精神で臨む」。昨季中地区王者の看板はあるが、シーズンが変われば過去のこと。チームスローガンの「NEW CHALLENGE」を誰よりも意識してきた。

三河に移籍したCダバンテ・ガードナー(28)を軸にしたハーフコート主体の戦い方から、攻守の切り替えの速さを土台にしたスタイルに変更。開幕前の実戦で新外国人選手のPFニック・パーキンズ(22)の生かし方、PFラモント・ハミルトン(35)とのコンビネーションを試してきた。加えて意識するのが「僕がシュートを多く打つ」と自らの得点だ。

3点シュート、ドライブからのレイアップと得意な形の精度を上げようとしてきた。スクリーンを多用するなど味方との連係からのパターンも描く。昨季は1試合平均11・5得点。毎年掲げている1試合平均15得点の目標は今季はノルマとして課す。

チームメートにも奮起を促す。もともと背中で引っ張るタイプだが「必要があればこれからは言葉で伝えます。結構きつめに言いますよ。その準備もできている」とにやり。新潟を背負う決意と内に秘めた闘志をのぞかせた。【斎藤慎一郎】