結成3カ月の三浦璃来(17)木原龍一(27=ともに木下グループ)組が62・41点の自己ベストを記録し、8組中6位発進となった。19年世界選手権優勝の隋文静、韓聡組(中国)が81・27点で首位に立った。

三浦、木原組は大きなミスなく要素を消化。演技後は三浦が「ツイストでぐちゃっとなった」と謝るしぐさをし、木原は「あれはびっくりしたわ」とニッコリ。実戦3試合目での60点超えを、五輪に2度出場している木原は「練習でやってきたことを、しっかりと出せた。60点を超えると思わなかった。今日の点数は世界的に見たらまだまだだけれど、僕たちからすると、60点の壁をなかなか超えられなかった」と喜んだ。

昨季までは他の選手と活動していた2人だが、今夏にペアを結成。カナダ・トロントを拠点にして力をつけている。23日のフリーへ、三浦は「失敗を気にせず、最後まで堂々と滑れるようにしたい」。木原も「(前戦の)東日本(選手権)ではスタミナが尽きてヘロヘロだった。しっかりやってきて自信はあります」と力強く意気込んだ。