フィギュアスケート男子で4年ぶりに全日本選手権に出場する羽生結弦(25=ANA)が19日、会場の東京・国立代々木競技場で行われた、公式練習に参加した。フリー「Origin」の曲かけ練習では、ループ、サルコー、トーループの3種類の4回転ジャンプが決まらず。得意のトリプルアクセル(3回転半)も、跳んだ瞬間に回転がほどけるなど、調整に苦しんでいる様子だった。

しかし曲かけ練習後には、4回転ループや4回転サルコー、4回転と3回転の連続トーループを複数本ずつ着氷するなど、高い修正能力を見せた。今試合には、グランプリ(GP)ファイナル時にパスポートの盗難被害に遭って現地入りが遅れたジスラン・ブリアン、大会規定により帯同できなかったブライアン・オーサーの両コーチが帯同。頼れる仲間とともに、4年ぶり5度目の優勝を狙う。